T.S. バヴウドルジ T.S.Bavuudorj
『人間が草になる時』より
From When Humans Become Grass
安らかな空
A Peaceful Emptiness
私が読む本
安らかな空
私の喧嘩友達
安らかな空
私が奏でる音楽
安らかな空
私の危険なる敵
安らかな空
私が唱えている祈り
安らかな空
私が受ける被害
安らかな空・・・
像
The Image
山の南の斜面に
私の教師 仏陀の像
白い石造り
川の流れの澄んだ川面に
優しく微笑む
でも 不思議なこと
仏陀の唇の間から
きれいな少女が飛び出し続ける
始まる 愛の音
月光の中で
In the Moonlight
私は座している 悲しく
月の光のなか
石化した白檀の木を跨いで
私は 香りの欠如に打ちひしがれた
最後の猿ではない
人間が草になる この地上で
木が石と化すのは子供の遊びだ
今 穏やかに私は見上げる
既に 貴重な月は太陽に道を譲った
Thursday, September 17, 2009
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